M&A用語集
SOX法(サーベンス・オクスリー法)
【読み】SOXほう
SOX法(サーベンス・オクスリー法)とは、2002年にアメリカで制定された連邦法で、正式名称は「上場企業会計改革および投資家保護法(Public Company Accounting Reform and Investor Protection Act of 2002)」です。
この法律は、エンロンなどの不正会計事件をきっかけに導入され、企業の会計の信頼性向上と内部統制の強化を目的としています。経営者の責任を明確にし、違反時には厳しい罰則を設けることで、不正を防ぐ仕組みが構築されています。また、日本でもこの法律の影響を受け、2008年から「日本版SOX法(J-SOX)」が導入され、上場企業やその子会社に対して内部統制の整備と報告義務が課されています。