M&A用語集
買収防衛策
【読み】ばいしゅうぼうえいさく
買収防衛策とは、敵対的買収の成立を防ぐために企業が講じる対抗手段のことです。
代表的な手法としては、「ポイズンピル」「ゴールデンパラシュート」「パックマンディフェンス」「焦土作戦」などがあります。日本では従来、株式の持ち合いや親密企業による株式保有などにより安定株主を確保し、買収者に議決権を握らせない仕組みが取られてきました。近年は、外資系ファンドによる敵対的TOBの増加を受けて予防的にこれらの防衛策を導入する企業が増えましたが、一方で、経営陣の保身と見なされることや法整備の進展により、導入済みの防衛策を見直す動きも広がっています。