M&A用語集
情報開示
【読み】じょうほうかいじ
情報開示とは、会社の関係者が適切な判断を下せるよう、会社の経営状況や財務内容などの情報を公に示すことを指します。
会社法では、すべての株式会社を対象に、株主や債権者が必要な情報にアクセスできるように開示義務が設けられており、その内容や範囲はコストとのバランスも考慮されています。たとえば、登記や貸借対照表の公告など広く公表される情報のほか、定款や株主名簿など一部の関係者が閲覧できる情報、会計帳簿や取締役会の議事録のように特定の株主にのみ閲覧権がある情報などがあります。一方、金融商品取引法では、主に上場企業に対して、投資家(既存の株主だけでなく今後株式を購入する可能性のある人も含む)に向けた情報開示が義務付けられています。これにより、有価証券の発行や取引に関する情報の透明性が確保されます。