M&A用語集
内部統制
【読み】ないぶとうせい
内部統制とは、業務を効果的かつ効率的に進め、正確な財務情報を提供し、法令を遵守しながら資産を守るために、組織全体で実施される管理体制のことです。
これは、日常業務に組み込まれ、すべての社員が関与するプロセスであり、以下の6つの要素で構成されます:
統制環境、リスク評価と対応、統制活動、情報の伝達、監視活動、ITへの対応
特に上場企業などは、金融商品取引法に基づき、財務情報の正確性を担保するために、毎事業年度ごとに内部統制報告書を作成し、公認会計士または監査法人の監査を受けたうえで、内閣総理大臣(実務的には金融庁)へ提出する義務があります。