M&A用語集
ロックアップ
【読み】ろっくあっぷ
ロックアップとは、主に2つの意味を持つ言葉です。
1つはIPO(新規株式公開)におけるロックアップで、創業者や大株主が上場直後に保有株を売却することを一定期間制限する制度です。これは、株価の急落(値崩れ)を防ぐために行われ、期間中は売却が禁止されます。
もう1つはM&Aにおけるロックアップで、企業を売却した旧経営陣が、一定期間その企業に残って経営や事業に関与することを契約で定めたものです。この仕組みは「キーマン条項」とも呼ばれ、買収後の事業継続やスムーズな引き継ぎを目的としています。一般的にこの期間は3年程度とされますが、企業の状況によって柔軟に設定されます。